18歳少年疑念抱いた?「自分の子じゃない」…石巻市男女3人殺傷(スポーツ報知)

 10日朝に宮城県石巻市の住宅で男女3人が殺傷された(女性2人が死亡)事件で、未成年者略取と監禁の疑いで逮捕された解体工の少年(18)=石巻市=が、監禁した元交際相手の女性(18)との間に生まれた子供について“疑念”を持っており、これが事件の引き金となった可能性が浮上した。近隣住民が11日、明かした。県警石巻署捜査本部は同日、住宅の現場検証を行い、12日には少年を仙台地検に送検する。

 事件の引き金には、少女に対する少年の「疑念」が含まれていた可能性が浮上した。

 現場となった南部かつみさん(46)宅があるJR石巻駅北西部の新興住宅地の住民は「(少年が)『赤ちゃんが自分の子じゃない』って疑っていた、と聞いた」と証言。さらに、別の関係者は「重傷を負った男性と沙耶さんの関係に不快感を抱いていた」との情報も明かした。

 捜査本部などによると、南部さんの次女のアルバイト店員・沙耶さんと少年は、約2年前から内縁関係だった。住まいを転々としながら共同生活を送っていたが、沙耶さんは昨年2月から事件前日の今月9日まで少年からのドメスティックバイオレンス(DV)の相談を計12回、石巻署にしていた。ただ、被害届を提出することはなく「ヨリを戻しました」と順調な様子の時もあれば、顔に打撲によるアザをつくっていることもあった。

 別居と同居をくり返す過程で、昨年10月に女児が誕生。少年はブログで「(長女の)笑顔が見たい」ともつづっていた。だが、暴力が続いたため、沙耶さんは、姉の美沙さん(20)と美沙さんの友人の高校生・大森実可子さん(18)=いずれも死亡=、建設作業員の男性(20)=重傷=に相談を持ち掛けていた。

 事件前夜の9日夜も、少年が南部さん宅に一度現れたため、その後に大森さんらも訪れ、沙耶さんと長女、美沙さんの5人で同じ2階の8畳間で寝ていた。

 そして、翌10日朝に事件が発生。犯行の際、少年が就寝中の3人を問答無用でいきなり襲ったことも、明らかになった。美沙さん、大森さんは、それぞれ複数回刺されて死亡。男性も重傷を負った。沙耶さんは車で拉致され、少年の友人宅で監禁された。約6時間後に保護されたものの、左太ももには刃物による傷があった。監禁場所からは血が付着した包丁が発見されている。

 少年の小学校時代の同級生は「当時から人を殴ったりするヤンチャなところがあった。空手も習っていた」と語る。複雑な家庭環境で育ち、鑑別所に入っていた時期もあったという。一夜明けての調べに対し、少年は依然として容疑を否認しているが、捜査本部は殺人容疑での立件を視野に入れている。


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